成人式のスーツはオーダーメイドで決まり

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人生に一度しかない成人式は、本人にとってはもちろん、ご両親をはじめとした家族にとっても、一生の思い出に残る晴れ舞台です。

そんな成人式では、女性の華やかな振り袖にばかり目がいきがちですが、男性のオーダースーツも人気が高まっていることをご存知でしょうか?

成人式に出席すると、家族や友人たちと記念撮影をしますし、ときには数年ぶりに旧友と再会することもあるでしょう。その時に、センスの良い服装でいたいと思うのは男性も同じです。そんなファッション感度の高い若者に向けて、見た人すべての記憶に残るような最高の一着を、Goodmanではお仕立ていただけます。

この記事では、これから成人式を向かえるご本人や、そのご家族に向けて、成人式用のスーツを仕立てる際に、こだわりたいポイントをお伝えしていきます。

フィッターがお客様にスーツの生地見本をひとつひとつご案内している。

おそらく、これから二十歳を迎えるほとんどの男性は、それまでにオーダースーツを作った経験はないでしょう。もしかすると、そういうことは、社会に出てからするものであって、まだ自分には早いと考えている人もいるかもしれません。

しかし、ここでいったん、成人、つまり大人になるとはどういうことかを考えてみてください。すると、大人には、「自分のものを自分で選ぶようになる」という、子供のときとは違った自由と責任があることに気づかされます。

それは、服についても言えることです。もちろん大人は自分の服を自分で選びますし、単に好きな服を着るのではなく、自分に合っているものや、その場にふさわしいものを選ぶことが求められます。これは間違いなく、大人としての重要なスキルです。

二十歳というのは、恋に仕事に、これからファッションが大きくものをいうようになる年齢です。服次第で、相手に与える好感度は大きく変わります。成人とは、そんな大人の世界への門出だからこそ、服についてしっかりと取り組むことが大切なのです。

これこそが、Goodmanが新成人のみなさまにオーダースーツをおすすめする、最大の理由です。

すこし堅苦しい話になってしまいましたが、まだ若いみなさまには、Goodmanでのオーダー体験を、思うぞんぶん楽しんで欲しいと考えています。

特に楽しいのは生地選び。Goodmanでは、常時2000種類以上の生地を取り揃えています。その中から、自分が成人式で着る一枚を選ぶのは、まさに至福と苦悩のひととき。当日のイメージを膨らませながら、自分の感性を信じ、最高の一枚をお選びください。

既製品のスーツは、その多くが無地のダークトーン(グレーやネイビー)ですし、すこし派手な色柄のものを選びたくても、なかなかサイズまで自分にぴったりということはありません。しかも、有名ショップのものだと、他の人とかぶる可能性も高くなります。

しかし、オーダーであれば、そのような問題はすべて解決されます。バンチブック(生地見本帳)には、定番のチェックやストライプはもちろん、クラシック調のグレンチェックにハウンドトゥース、そして中には、まるで「着れるものなら着てみろ」といわんばかりの派手な柄が、みなさんを待ち受けています。

このような個性的な生地を身にまとい、成人式という、一生に一度の晴れ舞台の主役に踊り出てはいかがでしょうか?

トルソーにダークカラーのスリーピーススーツが着せられている。

たしかに、派手な生地は一瞬で周囲の目を引きます。しかし、一方で、地味な柄の生地にも、捨てがたい魅力があります。

その魅力の最たるものは、それから先も日常的に使えるという点です。

たとえば、明るめのグレー。グレーは合わせる色を選ばず、どんなインナーでも、そのソフトな色合いの中に優しく包み込んでくれます。他には、紺色のブレザー、いわゆる紺ブレです。アイビーやプレッピーという、アメリカの学生ファッションの定番中の定番である紺ブレは、とくにチェックのシャツや厚手のセーターとの相性抜群。季節を問わず着用できます。

このようなスーツを選んでおけば、いつか必ず訪れる、デートや会食といった人生の重要局面に、勝負の一着として力を貸してくれるはずです。その際に、肩の形をなだらかでソフトなもの(ナチュラルショルダー)にしておくと、デニムパンツやチノパンなどにも、ぐんと合わせやすくなるでしょう。

成人式での一瞬の輝きも捨てがたいですが、その後の着用も見越した堅実な方に向けては、シンプルで実用的な生地をおすすめします。

今までにお話してきたのは、スーツのメインの生地、つまり表地です。しかし、オーダースーツで選ぶ生地は、この表地の他にもう一枚あります。

それは裏地です。

ほとんどのスーツには裏地をつけます。それは耐久性を高めたり、着用感をよくするためのものなのですが、その裏地にも驚くほどたくさんの種類があり、メインの生地では考えられないような、派手なものが数多くラインナップされています。

ドットやペイズリーなんて、まだまだ地味なほう。なかには、和柄やアニマル柄、それどころか、アメコミ風のイラストなんてものもあるのです。

裏地は基本的には着用時に人には見えません。しかし、脱ぎ着するときや、掛けておくときに、さりげなく人に見せることができます。裏地にまでこだわったスーツは、いかにもオーダーしたという感じが強くなりますし、選ぶ柄で自分の趣味や個性も表現できます。

もちろん、表地と似た色の、無地や控えめな柄を選んでもらってもけっこうです。その場合は、品の良い印象になり、より着用シーンも広がるでしょう。

ぜひ裏地にまでこだわって、世界にひとつだけの一着を作り上げてください。

そして、生地の話とは別に、みなさまにおすすめしたいのが、最近とりわけ人気のグループオーダーです。

グループオーダーとは、クラスメイトや部活の仲間などで、同じスーツを仕立てるというもので、いわば、限られたメンバー内での制服です。なんと言っても、揃いの姿で成人式に登場すればインパクト絶大。もちろん、それを着て成人式に出たという思い出は、その仲間たちの絆を永遠のものとするでしょう。

さらにその前に、みんなでひとつの生地を選ぶ過程も楽しいものです。その際、メンバーの活動内容や思い出を、選ぶ生地に反映させることをGoodmanではおすすめしています。

たとえば、サッカーやラグビーチームのメンバーであれば、芝の色をイメージして、深緑の生地や明るいグリーンが柄の中に含まれた生地を選ぶと面白いかもしれません。海で親交を深めた仲間なら、波を意識した淡いブルーや、夏らしいシャリっとした素材のものが良さそうです。

また、Goodmanではイラストの描かれた裏地も豊富に用意しています。たとえば、バンド仲間なら楽器のイラストなど、そのグループにぴったりの柄が必ず見つかるでしょう。

さらに、グループオーダーと言えど、どこかにそれぞれの個性を出したいという話になったのであれば、シャツやベストは一人一人、違ったものを作るという方法もございます。そちらの注文も合わせて承りますので、お気軽にご相談ください。

なお、グループオーダーであっても、採寸はひとりひとり個別に行います。生地は同じでも、各々が着る一着は、その方に合わせて作られるということです。体型の違うメンバーであっても、すべての人にとって、完璧にフィットするスーツであることをお約束します。

この記事では、成人式オーダーの魅力を紹介してきました。式の当日だけでなく、テーラーへの来店も大きな楽しみとなるオーダーですが、ひとつご注意願いたいことがあります。

それは、成人式に間に合わせるためのリミットが、11月中の注文であるということです。

この時期は、成人式用のスーツの受注が増えますし、年末年始を挟むこともあって、完成までに余計にお時間をいただく場合がございます。肝心の成人式にスーツが間に合わないという事態が起きないよう、ぜひ早めのオーダーをお願いします。

テーラーに来て服を仕立てるということは、たんにスーツを手にいれるだけのことではありません。生地にはどんなものがあるのか、スーツとはどのような構造をしているのか、それをセンスよく着こなすには、どんなアイテムと合わせればいいのかなど、服にまつわるあらゆる知識を学ぶきっかけになります。

もちろんGoodmanでは、ご来店くださったお客様に、服についての知識をお伝えしたり、着こなしのポイントなどもレクチャーいたします。

ぜひ、成人式という晴れ舞台でGoodmanのオーダースーツを着用し、颯爽と大人への一歩を踏み出してください。

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八本松ガーデンプレイス10th 2005

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