【 入園式・入学式 】”かっこいいパパの服装(スーツ)”と着用マナー

目次
入学式でスーツを着た父、フォーマルうぇあの母、制服にランドセルを背負った子供が桜の木下の「入学式の看板」の側で並んで立っている。

3~4月は卒業式や入学式の季節です。

お子さんの卒業式(卒園式)・入学式(入園式)を控えている方の中には、どのような服装で出席するのが良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか。とくに父親はスーツを着用するケースがほとんどのため、

「ビジネススーツと礼服どちらが良いの?」

「シャツやネクタイに決まりはあるの?」

といったように、はじめて経験するお父様方には特にさまざまなお悩みが出てしまうことでしょう。 

お父様方の中には単になんとなく「スーツさえ着ていればいいでしょ?」と思っている方もいらっしゃると思います。これは間違いではありませんが、こうした式典には”着用マナー”がしっかりと存在します。

お子さんの服装だけでなく、父兄の方々も服装に気を遣わなければいけません。お母様は周りのママさんの目もありますから、気を遣われる方がとても多いです。きちんとしたマナーを知り、その場に適した装いをするのが父兄のマナーでもあります。

お宮参りに始まり、七五三、気づけば入学式(入園式)といったように、節目節目にお祝い事がたくさんあり、その都度父親はきちんとした装いを求められます。
中でも入学式(入園式)は正式な式典でもありますし、お宮参りや七五三と違い、自分達以外の大勢の保護者の方々と時間を共にします。
ですから、参列する私達父親の服装には特に気を付けたいものです。

「子供のために父親としてカッコいいイメージでありたい。」

生涯残る校門での記念写真なので、場に相応しい服装をしたい。

「先生や他の保護者の方からも良い印象を与えたい。」

という想いを持って、子どもに恥ずかしい思いをさせないように”ここぞ”という場面での一張羅はそろえておきたいものですよね。

そこで今回は、父親として入学式(入園式)や卒業式(卒園式)など「正式なお祝いの場」へ参列する際の最低限のマナーについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。スーツを選ぶポイントやシャツ・ネクタイの選び方、オススメの小物についてもご紹介していきますので、オシャレで素敵なパパに変身しましょう。

結論から言うと、入園式・入学式に父親が着用するスーツは、ビジネススーツで構いません。しかし、最低限知っておきたいマナーはあります。

重要なのは、入園式・入学式というのは「お祝いの場(フォーマルな場)」であるということです。

それでは実際に、父親がどのようなスーツを着用すれば良いのでしょうか。ただスーツを着れば良いという訳ではありませんから、簡単にチェックポイントを解説していこうと思います。

入学式(入園式)は「正式な式典」であるため、装いに十分に気を配る必要があります。フォーマルな場にあたります。父親の場合、礼服ではなくスーツを着用するのが基本で、普段着用しているビジネススーツを代用しても構いません。とはいえフォーマルな場なので、普段着ているスーツの中でも、あらかじめ式典などでも着られるスーツを用意しておくと父親としてスマートです。

入学式などの式典で礼服を着用するのは教員や来賓の方々なので、礼服を着ていくと周囲から浮いて恐れがあります。状況によっては、他の父兄に教員や来賓だと思われてしまう可能性もあるため、一般的なスーツの着用が好ましいです。

ダークスーツを着ている男性がポケットに手を入れている

入学式(入園式)のスーツは、ダークスーツが基本です。ブラック、ネイビー、グレーのダークカラーの3種類を基本に選ぶと良いでしょう。また、スーツの柄は「無地」や「シャドーストライプ」や「シャドーチェック」など、一見すると無地に見えるような目立たない柄が理想です。 

七五三や卒園式など、さまざまな節目にスーツを着る機会が増えてくることを考えても、落ち着いた色を選ぶことはコスパ的にもベストな選択といえるでしょう。

スーツのデザインに関しても考慮すべきです。スーツには一般的にシングルブレストとダブルブレストがありますが、シンプルでスタイリッシュな印象をもつシングルブレストが無難でしょう。ダブルブレストでも問題はありませんが、着用する人の体型や雰囲気によっては貫禄が出過ぎてしまったり、やや野暮ったい印象になることもあります。悩まれた場合はご相談ください。

白色や薄いブルーのドレスシャツがラックにたくさんかかっている

清潔感のある「白」、もしく「サックスブルー」などの淡いトーンのブルーも清潔感があってお勧めです。襟はレギュラーかワイドカラーを選びましょう。ボタンダウンはカジュアルな印象が強く、そもそもノーネクタイで着用するためのシャツなので、入学式などのフォーマルな場ではふさわしくありませんので注意が必要です。

ネクタイは、卒業式や入学式のフォーマルな場ではシルバーのネクタイが良いとされていますが、シルバーのネクタイは持っていない場合は、青、赤、紫、薄いピンクなどの色がいいと思います。比較的明るめの色合いで光沢感のあるものが華やかで品が出るのでオススメです。

ネイビーやボルドーは大人っぽく一段と上品ですね。

ブラックの内羽の革靴

革靴であればなんでもOKというわけではありません。入学式や入園式には、冠婚葬祭でも使用できる「内羽根式ストレートチップ」の黒や、茶色(ダークブラウン)靴がおすすめです。
また、靴下は無地の黒やネイビーなどのダークカラーが基本です。着席した際に素肌が見えない丈が適しています。

ベルトは靴と同じ色を身につけるのが基本です。靴と色を合わせることで全体がまとまります。ベルトはシンプルなレザーで、バックルは小さく目立たないもの、カジュアルな雰囲気のものは避けて、スマートな着こなしを心がけましょう。 

なお、ベルトはウエストが緩くなくても着用するのがマナーです。

トルソーにダークカラーのスリーピーススーツが着せられている。

スリーピースとはジャケット・ベスト・パンツの三つ揃いスーツのことです。お祝いの場での父親の服装には、よりフォーマルな印象を与えるスリーピーススーツがおすすめです。卒園式・卒業式も含め入学式の季節は肌寒いこともあるので、防寒にもなります。また、逆に暑くなった時に、ジャケットを脱いでもパリっとした印象が崩れません。

必須というわけではありませんが、ポケットチーフは胸元のアクセントになり、「品」が出るのでオススメです。ここでのポイントは、ネクタイの色と同系色を選ぶことです。そうすることで統一感が出ます。

ブラックスーツであっても、スーツは同じものでネクタイだけ卒業式や入学式で色を変えて対応することもできます。

スーツを着用する上で一番重要なことは、自分の体にフィットしたサイズ感のスーツかどうかということです。 余分なゆとりや無駄なシワがないことで、きれいでスタイリッシュな印象を与えることができます。

特に初めてスーツを購入する方は、袖や着丈、パンツの裾や長さなど、スーツの基本も判断しづらいと思います。知識が豊富なプロからのアドバイスを聞きながら購入するのもお勧めです。

既製品のスーツが合わない方はオーダーメイドでスーツを作るという選択肢もおすすめです。オーダーメイドでは、細かく採寸をして自分だけのパターンでスーツを制作することができます。

注文をしてから1ヶ月程度の納期になることがほとんどなので、ギリギリで焦らないように早めに検討しましょう。

入学式・卒業式では、子どもたちが主役です。あくまでも父親は子どもの引き立て役なので、派手すぎるスーツやカジュアルすぎる装いは避けましょう。例えば、ジャケットとスラックスの素材・色が異なるジャケパンスタイルは、カジュアルすぎるため式典にはふさわしくありません。周囲から浮いてしまうおそれがあり、マイナスの意味で人目を引いてしまうでしょう。 

靴下でいちばんNGなのが、真っ白の靴下です。スニーカー用のものや、素足に見えるようなくるぶしソックスももちろんNGです。

靴下は歩いているときや座っているときなどに割と見えてしまうものなので、全体の服装となじむようなスーツや革靴と同系色にすると良いでしょう。フォーマルな場ですので、あまり肌を見せないようにすることが大事です。

基本的にポケットの中には何も入れないことが望ましいです。なぜならば、そもそもスーツのポケットはものを入れるための仕様ではなく単なるデザインで、装飾的な意味合いが強いです。ポケットがモノで膨らんでいる姿は、父兄や先生ににだらしない印象を与えかねません。ポケットを使用する場合は内ポケットに薄いハンカチや胸にポケットチーフ程度にしましょう。

大きくてかさばる携帯電話や財布は、ポーチなどのバッグに入れて持ち運ぶことをお勧めします。

自分にサイズが合っていないスーツだと、だらしない印象を与えてしまうため、あまり「正式な式典」にふさわしくありません。子どもに恥ずかしくて悲しい思いをさせないためにも、自分の体型に合ったスーツを新調することをおすすめします。 ”カッコいいお父さん”を目指しましょう。

このような方は絶対にオーダーでスーツを作ることをオススメいたします。

テーマに一致して良い印象を残せ、体型の短所を隠し、長所を生かしたオーダーメイドのスーツで周りのパパに差をつけてみてはいかがですか?

お子さんの入学式に出席する際は、ビジネススーツを着用しましょう。保護者の服装で最も注意するべきは、子供よりも華美になりすぎないことです。
卒園式の主役は子供だということを忘れずに服装を考えましょう。

子どもたちよりも目立たないことが大切なので、ダークスーツを選び、落ち着いたカラートーンの無地や目立たないストライプやチェックのスーツの着用が好ましいです。また、シャツやネクタイ、靴の色柄にも注意しながら、ケットチーフなどの小物でこなれ感を演出するなど、自分なりにおしゃれを楽しんでみください。

入学式(入園式)という、初対面の方だらけの会場で、第一印象は特別気をつけるべきなのです。きちんとスーツを着ているだけで周りへ与える印象がとてもよくなります。どんなスーツであれ、体にピッタリフィットしているかどうかがとても重要です。どれだけ高級なスーツであってもサイズが合っていなければ良い印象を与えることができないかもせれません。

スーツを着用したときのシルエットが美しく見えるようにサイズ感にも気を配り、子どもから自慢される格好良い装いを目指してみてください。 人生の中でも、そう多く経験することのできない貴重な思い出となるお子さまの大切な晴れ舞台です。子供や家族に恥ずかしい思いをさせないよう、しっかりと着こなしのマナーやルールを守って、お祝いしましょう。

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